闘う天使のための読書案内

人にやさしくばかりで自分を後回しにしてる人は「闘う天使」です。天使に笑顔が戻る読書案内を贈ります。

報われないなら、努力なんてしないほうがマシ?

「こんなことしたって、どうせムダでしょ?」

そんな風に思ってしまいたくなるようなこと、ありますね。

努力やがんばりのすべてが報われるわけでもないし。

ふてくされてしまいたくなるような。

 

努力が必ず報われるなら、入試で落ちる人はゼロに近くならなきゃ。

司法試験は全員が合格するはず。

 

でも現実はそんなことが起こるはずもなく。

 

それでも、努力は続けることに意味がある。

元気がでる小説、『食堂のおばちゃん(山口恵似子:著)』です。

 

 

「こういう仕事は九割のムダが一割のご常連を育てるんだよ」

テーブルの上を片付けながら二三は万里に言った。

 

「あんたもね、努力がみんなブーメランみたいに返ってくるなんて思ってたら、世の中渡っていけないよ。

仕事なんて、十回のうち九回は空振りするんだから。

それでも腐らず二十回、百回と続けてかないと、どんな仕事だって身につかないよ」

 

(中略)

 

取りあえずやってみなきゃ、何にも始まらないじゃない。

こんな話があります。

コインを10回投げて、連続10回表が出る確率はどれくらいか?

 

1回目で表が出る確率は1/2。

2回目も表が出る確率は、1/2×1/2=1/4。

10回目も表が出る確率は、2の10乗分の1で、1/1024。

 

およそ1000回に1回、連続10回表が出るんです。

もしも毎日コインを投げ続けたら、3年に1回は連続10回表が出る奇跡に出会えるんだと

 

しかも。

コインには裏があります。

裏が連続10回出る確率も、同じく1000回に1回。

なので、奇跡は1年半に1回、見ることができるんだというお話。

 

こじつけに感じますか?

私はそうでもないなと思っています。

 

方向性を間違っていない努力ならば、コインの表連続10回よりも、はるかに早く結果が出るんじゃないかと思えます。

 

もちろん、方向性を間違っていないという大前提はいりますが。

(方向を間違わない努力をするほうがよほど難しいんでありますが。)

努力を続けることを、けっしてバカにできないと思います。

 


食堂のおばちゃん (ハルキ文庫)

 

明るく親切で正直で涙もろく、気働きがあって曲がったことが大嫌い。

こんなおばちゃん二人の食堂では、安くて健康になれる料理を毎日お客さんにお腹いっぱい食べてもらっています。

 

作者からの「最後にひと言」も紹介しますね。

 

みなさんが美味しい物を食べて、幸せな気分になって、良い一日を過ごされますように、心から願っております。

 

 

がんばり続けるためにも、心と体に良いご飯が必要ですね。

レシピつきのこの小説。

白和えやイカと里芋の煮物などのほっこりする料理が出てくる出てくる。

まずは腹ごしらえをしたくなりました。

そして、明日もせっせとがんばろうっと。