闘う天使のための読書案内

人にやさしくばかりで自分を後回しにしてる人は「闘う天使」です。天使に笑顔が戻る読書案内を贈ります。

人を傷つけるのも癒すのも、人。『認めて励ます人生案内』

今も昔も悩みはなくならず、人生相談もなくならないなあ。

人生相談って、新聞や雑誌では必ずと言っていいほど見かけるコーナーですよね。

質問の内容は大まかに分けるとだいたい似ているけれど、回答は千差万別。

「この回答者、いっつも面白いなあ!」って感じると、読むのがとても楽しくなります。

 

今回紹介するのは、「毎回やさしいなあ」と感じる回答を書かれている、スポーツジャーナリスト・増田明美さんの、『認めて励ます人生案内』です。

 

 

増田さんは20歳のとき、ロサンゼルス五輪に女子マラソン代表で出場。

しかし、プレッシャーに負けて16キロ地点で途中棄権してしまいました。

 

帰国後、

「非国民」

国賊野郎」

罵声を浴びせられ、人の目が怖くて外出できなくなったそうです。

 

引用は「はしがき」からです。

 

でもそんなときに励ましてくれたのが手紙だったのです。

「明るさ求めて暗さ見ず」と大きな文字で一言書かれた葉書。

便箋10枚近くに自分の苦労した人生を書いて「マラソンも長いけど人生はもっと長い。元気出して頑張りなさい」と言ってくださった70歳の方。

そんなお手紙の言葉が心に染み込み、元気を取り戻すことができました。

 

 

そんなことがあったんですね・・・・。

ロス五輪、テレビで観ていたのを覚えています。

あの大会はたしか、カール・ルイスメダルラッシュではなかったでしょうか。

男子マラソンは瀬古選手が最後の最後で1番でゴールしたはず。(記憶違いだったらごめんなさい)

 

増田さんがひどい罵声を浴びていたことなんて、全然知りませんでした。

そういう時代だったんだなあ・・・。

今って、健闘を讃えるんですから、世の中よくなってる面も多いですよね。

 

 

お手紙に助けられた私が、今は相談のお手紙に向き合い何度も読んでいます。

(中略)

時代によって人の悩みに変化はありますが、人間関係の悩みはいつの世も変わらないでしょう。

傷つけるのも人ですが、その心の傷を癒してくれるのも人なのだと思います。

 

 

人を傷つけるのも、その傷を癒すのも、人。

 

深い悲しみをくぐり抜けてきた人の言葉って、本当に染み込みますね。

各相談に対しても、やさしく寄り添い、ときには厳しい意見も書いていました。

 

あなたは「求めること」に慣れてしまったのでしょうね。甘やかされすぎです。

 

ピシッと言い切ることもあれば、

 

「人生は与えられたカードで勝負する」という言葉がありますが、カードは努力で増やせます。

 

言葉に責任を持って行動すれば、あなたはどんどんすてきな人になりますよ。

ファイト。

 

あなたならできます。

 

 


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いい言葉というのは、誰が言ってもいい言葉のはずなんですけど。

こうして感じるのは、「誰が」「どんな人が」言うのかが、ものすごく重要だってこと。

自分の言葉で励ましてあげたいなら、それに見合う人格がいるってことなんでしょうね。

もっともっと努力する余地があるなあと、身が引き締まる思いです。